一覧に戻る

BGMやインテリア、利用時間など、メニュー以外で社員が利用したくなるような社員食堂の工夫5つ。

近年、メニューやインテリアなどにこだわった社員食堂が話題になり、魅力ある社員食堂が従業員のモチベーションアップに繋がっていることが明らかになってきました。

しかし、社員食堂の質を向上させて従業員がもっと利用したくなるようにしたいと思っても、具体的にどうすればよいかわからないと感じる方も多いようです。

今回は、メニュー以外でできる社員が利用したくなる社員食堂の工夫を紹介します。

清潔で感染症対策もしっかり

利用したくなる社員食堂とはどのようなものかといわれてもすぐには思いつきませんが、その反対に「利用したくない社員食堂」と聞かれればすぐに答えられるという人は多いでしょう。「おいしくない」「食べたいものがない」「清潔感がない」「居心地が悪い」といった要素は、誰にとってもマイナス要素になります。

特に、清潔感がない社員食堂は食中毒などのリスクもあるため、積極的に利用したいとは思えません。掃除の徹底とメンテナンスを行い、清潔感のある空間を作りましょう。

また、消毒用アルコールの設置、換気の徹底、テーブルや椅子の消毒など、新型コロナウイルスをはじめとした感染症への対策も徹底的に行いましょう。

照明やBMGで居心地良く

落ち着きと温かみのある暖色系の照明や、うるさくない程度の音量で流れるBGMを使ってカフェのような居心地のよさを演出すると、自然と利用したくなる社員食堂になります。

使い心地の良い家具

社員食堂はできるだけコストを抑えて運営したいという思いから、テーブルや椅子などの家具は価格重視で選びがちです。しかし、低価格の家具は使用感があまり良くないことが多く、特に椅子は「長時間座っているとお尻が痛い」「背もたれがなくてリラックスできない」など、居心地の悪さに繋がりがちです。

コストを抑えることも重要ですが、使い心地の良さも意識して家具を選ぶと社員がリラックスできる空間を作ることができます。コストをあまりかけられないという場合は、社員が座る椅子にこだわるだけでもよいでしょう。

レイアウトに工夫を

一般的な社員食堂は、多くの人が一度に利用できるようにテーブルや椅子をレイアウトしますが、限られた空間に多くの人を入れようとすると席同士が近く、狭くてリラックスしにくい状態になってしまいます。席数を少し減らし、空間的なゆとりを作るとリラックスできる居心地の良い環境を作ることができます。感染症対策である「密」の回避にもなるので、利用時の安心感にもつながります。

また、一人でゆっくり過ごしたいという人のために一人用席もあると、より多くの人が利用しやすくなります。

利用時間を長めに

社員食堂の利用時間を長めにしておくと混雑の緩和になるだけではなく、フレックスタイムで働く社員や早朝勤務、夜型勤務などの社員でも利用しやすくなります。昼食の時間を柔軟に取れる勤務体制も同時に整えておくと、ランチタイムの混雑をさらに減らせるでしょう。

まとめ

照明やBGM、家具などを工夫すれば、社員食堂は居心地の良い空間となり、自然と利用したくなる場所になります。

しかし、いくら居心地がよくリラックスできる場所だとしても、メニューが乏しく味も悪いとなると食堂としての魅力は半減してしまいます。メニューと空間づくりの両方を工夫した魅力ある社員食堂を作りたいですね。