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行ってみたいウワサの社員食堂その1~キャステム食堂 |株式会社キャステム

近年、魅力的な社員食堂が注目されており、その魅力から「行ってみたい」「就職したい」と話題になる企業もたくさんあります。そんな中、SNSに投稿された山盛りのステーキの写真で話題になったのが、広島県の精密部品メーカー、株式会社キャステムです。

今回は、行ってみたい社員食堂としてウワサのキャステム食堂についてご紹介します。

料理は1日1メニューのみ

テレビやニュースサイトなど、メディアで取り上げられる「魅力的な社員食堂」は、おしゃれなインテリアにこだわっている、利便性が高い、カロリー計算などがしっかりされているなどのほか、豊富なメニューをそろえていることも大きな特徴です。

複数の外食チェーンを社員食堂に招き、フードコート形式にしている企業もあるなど、メニューの豊富さ、バラエティの多さは魅力ある社員食堂作りで必要不可欠な要素として考えられています。

 

しかし、キャステム食堂はその正反対で、社員食堂で提供する料理は1日1メニューのみです。

1メニューしかないと満足度が低いのではないかと思うかもしれませんが、キャステム食堂のメニューは食品開発セクションのメンバーが1か月ほど前から献立を考え、ダシは天然の昆布や鰹を使う、豚骨ラーメンは豚骨を煮込んでスープを作り、チャーシューはかたまり肉から作るなど、献立作りから材料、調理にまで徹底的にこだわりぬいているため、そのクオリティの高さから従業員の満足度はかなり高いようです。

また、アレルギーで食べられない人や好き嫌いがある人のために、通常メニューに加えて食べ放題のカレーが毎日提供されているのも特徴です。

社員の負担は170円

それほどこだわった料理を出すのであれば、社員の負担金額も高いのではないかと思われるかもしれませんが、キャステム食堂の社員負担はたったの170円です。

170円は自分でお弁当を作ったり、買ったりするよりもかなり安い値段です。より多くの社員が利用しやすいだけではなく、価格とクオリティのバランスから満足感も高くなり、社員のモチベ―ションアップに繋がっています。

飽きの来ないメニュー設定と月に一度の「チャレンジデー」

キャステム食堂のメニューは、一週間の始まりである月曜日は「よーい丼! 」の日でご飯もの、水曜日は麺とデザート、金曜日は「おつカレーさま」でカレーのように、曜日ごとにテーマが設定されているほか、季節や行事に合わせてさまざまなメニューが企画されており、1日1メニューでも飽きがこないよう工夫されています。

また、月に一度、特別な料理を提供する「チャレンジデー」が設定されているのも大きな特徴です。この日は普段よりも豪華な料理が提供され、SNSで話題になった山盛りのステーキもチャレンジデーに提供されたものです。

まとめ

社員食堂のほか、金属部品メーカーの技術を生かして作った「変なモノ」がSNSなどで話題になったことから、キャステムの新卒採用試験の受験者は5年間で10人から200人に激増したそうです。魅力的な社員食堂が人材確保のカギになることを証明した好例といえるでしょう。