出張食堂は働きやすい職場を作る?!出張食堂と社内コミュニケーションアップ効果について。
2019年04月19日
社員食堂や宅配弁当に変わる昼食補助として注目を集めている出張食堂は、食べたいメニューを好きなだけ食べられる、初期費用がかからない、飽きないなどのメリットがありますが、従業員同士のコミュニケーションが活発になるという効果もあります。
なぜ、出張食堂には社内コミュニケーションアップ効果があるのでしょうか?
「同じ釜の飯を食った仲」
昔から、親しい間柄であることを「同じ釜の飯を食った仲」と表現します。
これは「同じ空間で長時間一緒に過ごし、苦楽を分かち合った」という意味の言葉ですが、この言葉が示す通り一つの食べ物をシェアするということは「親しい関係」であることの表れの一つです、
野生動物などの場合、食べ物を分け合うのは親子やき兄弟の間だけか、求愛行動として見られる行動です。
人間の場合も同じように、家族や親しい友人、恋人といった親しい人と食べ物を分け合います。
実は、食べ物を分け合ったり、同じ空間で食事をしたりすると親しみを感じやすくなるというのは科学的根拠があることで、昔ながらの「同じ釜の飯を食う」という言葉は的を射た言葉といえます。
社員食堂の場合、ご飯や味噌汁は全員共通の入れ物からよそいますが、提供される時点では個別になっているほか、それぞれ違うメニューを食べるため、「同じ釜の飯」という意識は薄くなります。ただ、同じ空間で食事をするため、ある程度のコミュニケーションアップ効果は期待できます。これは宅配弁当を利用した場合も同様です。
各自で弁当やコンビニで購入したものを、それぞれ任意の場所で食べているというような場合、コミュニケーションは「もともと親しい人」との間にしか生まれません。プライバシーを尊重するという意味ではよいかもしれませんが、スタッフ同士のコミュニケーションを深めてほしい立場にとってはあまりよくありません。
テーブルに置かれた料理を各自で取り分ける「ビュッフェ形式」の出張食堂は、同じ空間で食事をするというだけではなく、一つの料理をシェアする形になるため、より親しみを感じやすくなります。
自然と会話が生まれる出張食堂
各自で料理を取り分けて食べる出張食堂では自然と会話が生まれます。
例えば、社員食堂や宅配弁当などでは、ほかの人が食べているものについて「それ、美味しいですよね」ということはあまりありません。人が食べているものをのぞき見するようで品がないとみられるほか、場合によっては「ちょうだい」という催促のように受け取られてしまいます。
しかし、出張食堂は「同じものを分け合って食べている」ため、のぞき見しているという意識が生まれません。
また、社員食堂でメニュー選びに迷っている相手に対し「これ、美味しかったですよ」と声をかけるということもあまりありません。金券を購入する社員食堂のシステムでは、相手に経済的な負担をかけることになるからです。
料理を自由に取ることができる出張食堂であれば、料理を取るかどうか悩んでいる人に対して声をかけやすくなります。
単なる日常会話ではありますが、仕事以外のシーンでコミュニケーションを取り、情報を共有することはチームワークを強化する効果があります。
まとめ
同じ空間で同じ料理を分け合って食べることができる出張食堂は、互いの仲間意識を強化するだけではなく、「食べること」を通し、さまざまなコミュニケーションのきっかけを作ることができます。
福利厚生に出張食堂を利用し始めた企業の多くが「スタッフ同士のコミュニケーションが増えた」と話していることからも、出張食堂のコミュニケーションアップ効果の高さを感じていただけるのではないでしょうか。
社内コミュニケーションを活発にする出張食堂の利用を検討中の方は、ぜひ弊社にご相談ください。