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アスリート向けの食トレ・コンディション管理アプリいろいろ。

一昔前の「ガラケー」とは異なり、アプリを使い様々なことができるスマホは、現代人にとって「生活必需品」のような存在です。

スマホに様々な機能を持たせることができるアプリは、ゲームやカメラアプリだけではなく、アスリートの食トレ・コンディション管理に使えるものもあります。どんなアプリがあるのでしょうか。

「food coach」世界最強レスリングチームの至学館大学が開発

food coach(フードコーチ)は、世界最強レスリングチームを育んだ至学館大学が開発した、スポーツ栄養に特化型の食トレAIアプリです。

一般的な家庭料理、外食、市販食品にいたるまで、約10万件のデータが登録されており、その日食べたものを選ぶだけで、簡単に栄養価の計算ができるほか、体重、体脂肪、筋肉量などの身体状況、競技種目やポジションなどのデータをAIが総合的に判断し、栄養素の過不足を点数やグラフでわかりやすく表示してくれます。

さらに、食トレ結果や将来的な予測により、国内外のトップレベルの選手から、一般・ジュニアアスリート、仕事帰りにフィットネスを楽しむ人など、3段階のレベルに合わせたアドバイスを受けることができます。

IBM Watson Build Challenge 2017 日本部門優勝・グローバル部門準優勝の成績を取得した、専門家からの評価も高いアプリです。

「パフォーマンスナビ」写真をとるだけでデータを記録できる

「パフォーマンスナビ」は、一般人向けヘルスケアアプリ「カロミル」のアスリート版で、ライフログテクノロジーと日本で唯一の国立体育大学である鹿屋体育大学が共同研究開発中のアスリート用に特化したアプリです。

日々の食事や運動の記録・管理ができる「カロミル」に、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮する上で重要な毎日の食事内容や、体重・体脂肪率・睡眠時間などの情報を簡単に記録できる機能を追加。栄養、運動強度、睡眠、体調の相関をグラフ表示したり、怪我や身体の違和感などのコンディションについても記録したりできます。

また、ライフログテクノロジーが開発した画像解析のAIテクノロジーを利用しており、写真をとるだけで簡単に食事や体重などの健康管理に関係するデータを記録できるため、使い方も手軽です。

現在、2020年10月に開催される「2020 かごしま国体」に向けて組織された「鹿児島県自転車競技連盟2020かごしま国体強化チーム」の24名が実験的に利用しています。

「Atleta」女性アスリートに嬉しい機能搭載 

「Atleta(アトレータ)」は、選手の自己管理能力向上と成長を支援するコンディション管理アプリで、食事内容・食事時間・食欲・食事の所要時間などを記録する「食事管理」、体調・睡眠時間・身体の症状などを記録する「コンディション管理」、ケガや病気をした選手の症状やリハビリの経過を管理することができる「病気・ケガ管理 」などの機能が集約されています。

さらに、生理日管理サービス「ルナルナ」と連携し、女性アスリートの生理開始予定日、生理終了予定日、生理周期を確認することができ、女性アスリートに多い月経異常やエネルギー不足の予防が期待できるということが特徴です。

また、チームのコミュニケーションを円滑にするための「写真・動画などの一斉送信機能」や「 チームメンバーへのメッセージ連絡機能」を備えており、個人競技のアスリートはもちろん、団体競技のアスリートや部活動運営に役立てることができます。

「ONE TAP SPORTS」クラウドでコンディションを管理する

「ONE TAP SPORTS」は、選手の体調・トレーニング記録・ケガの履歴などを、すべて一括して管理・把握するために開発されたクラウドアプリで、選手一人一人のコンディションを管理する「ONE TAP CONDITIONING」、ケガ発生時の傷害報告書作成が自動的に行える「ONE TAP INJURY」、ラグビー選手にとって必要不可欠なストレングス(フィジカル・体力強化)とコンディショニング(体調)を徹底管理するラグビー特化型機能「ONE TAP RUGBY」の3つの機能を持っています。

食事管理機能はありませんが、選手全員一人一人の体調を把握し、受傷履歴から怪我をしにくいトレーニングメニューを組むことができるということで、ラグビー日本代表チームも採用しているアプリです。

「AthleteStories」機能がシンプルで使いやすい

「AthleteStories(アスリートストーリーズ)」は選手の自己管理をサポートする日記形式のアプリです。

自分自身の「体調」「目標」「練習」「試合」を記録していき、記録した内容はグラフやランキングなど分析・確認することができます。

本格的なコンディション管理アプリのような機能はありませんが、画面がシンプルで入力がしやすく、手軽に成長していることを実感したいという人におすすめです。

まとめ

アスリート向けの食トレ・コンディション管理アプリは数多く開発されており、今後も増えていくことが予想されます。

アプリごとに異なる機能や特徴を持っているため、使用目的や使いやすさ、必要な機能などを比較しながら、自分に合ったアプリ選ぶことができるとよいですね。