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夏前の季節の変わり目。体調不良を乗り越えるための食事ポイント5つ。

暖かい日が増えると過ごしやすくなる一方、なんとなく体が重い、疲れが取れないなど体調不良を感じる人もいます。

季節の変わり目は気温の変化が激しく、自律神経が乱れ免疫力が低下しがちなため、普段よりも体調を崩しやすくなります。

適度な運動や質のよい睡眠をとることも重要ですが、食事に注意することで体調を改善できることもあります。

今回は、夏前の体調不良を乗り切るための食事ポイントを紹介します。

ミネラルをしっかりとる

まだ本格的な夏になっていない時期でも、気温が高いとと知らないうちに汗をかいています。

汗をかくと体内の水分が不足するだけではなく、汗と一緒にミネラルも蒸発してしまうのですが、水分は意識して摂取する一方、ミネラルの摂取は忘れられがちです。

ミネラルは歯や骨・皮膚などを形成するほか、神経や筋肉の機能を正常に保つ、生理作用を調整するといった役割を果たしているため、不足すると「むくみ」「倦怠感」「食欲不振」「肩こり」「貧血」などの症状を引き起こします。

汗をかきやすい夏前は、食べ物や飲み物などから積極的にミネラルを摂取しましょう。

タンパク質を積極的にとる

夏の「猛暑」が話題になっている近年、本格的な夏が始まる前の5月、6月でも気温が高くて暑い日があります。

ゴールデンウィークを過ぎたあたりからエアコンのお世話になっているという方もいるのではないでしょうか。

エアコンを使用すると体が冷え、冷えが原因で自律神経と免疫力が低下してしまいます。

体が冷えすぎるのを防ぐため、熱を作るのに欠かせない栄養素であるタンパク質を豊富に含み「肉」「魚」「豆類」をしっかりとりましょう。

豚肉や魚であればビタミンや不飽和脂肪酸なども同時に摂取できるのでおすすめです。

旬のものを食べる

自然とは不思議なもので、旬の食材はその時期に必要な栄養素をたっぷり含んでいます。

例えば、冬に旬を迎える根菜類は体を温める効果、春に旬を迎える山菜類は解毒効果をもつ栄養素を含んでいます。

夏ごろになると旬を迎えるトマト、スイカ、キュウリなどは水分をたっぷり含んでいるため、体に貯まった余分な熱を取る効果や利尿作用があるほか、夏の疲労を解消するビタミンなども含んでいます。

水分補給はこまめに…ただし冷えた飲み物はNG

汗をかくことが増える初夏は水分補給が重要です。

しかし、冷えた飲み物を飲むと体が冷えすぎてしまい血行不良などの原因になります。お腹を壊すこともあり、かえって水分を消費するとことになりかねません。

水分補給をするときは常温の水が体にかかる負担も少なくおすすめです。

コーヒーはカフェインの摂りすぎになることがあるほか、強い利尿作用があるため水分補給には向いていません。

また、スポーツドリンクなどは糖分が多いため、かえって喉が渇いたり、糖分の摂りすぎになることもあるので控えたほうがよいでしょう。

胃や腸に優しいものを食べる

自律神経が乱れていると胃腸の働きが低下し、下痢や便秘を起こしやすくなります。

胃や腸に負担がかからない消化が良いものを食べて体を休めてあげましょう。

また、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を食べて腸内環境を整えると免疫力がアップし、体調改善効果を期待できます。

まとめ

気温が高くなり体温を自分で作る必要がなくなる夏や夏前の時期は、冬に比べて基礎代謝が低くなるため、意外と太りやすい季節です。

栄養を摂ることは大切ですが、脂質、糖質、カロリーの摂取量に注意し、食べ過ぎ・飲みすぎにならないよう注意してくださいね。