アスリート ボールゲーム系の競技のための食事管理のポイント①
2019年02月12日
アスリート、スポーツ選手にとって欠かせないトレーニング。また、そのトレーニングと同じくらい大切な食事。全般的なスポーツ選手の身体づくりの食事管理についての連載を終え、各論として競技別に考え始めていました。そして、その初回として、5回に渡りハイパワー系の競技について記載しました。今回からは、”ボールゲーム系の競技”について考えていきたいと思います。
ボールゲーム系の競技
さて、どのような競技がボールゲーム系の競技に分類されるのでしょうか。いわゆる球技系のスポーツですね。幼少期から人気のある、サッカー、バスケットボールにバレーボール。また、ラグビーやハンドボール、ラケットを用いてのテニスやバトミントンもボールゲーム系に含まれるようです。
ボールゲーム系競技の特性①
ハイパワー系の競技は瞬発力が必須でした。では、ボールゲーム系の競技は、どのような力が求められるのでしょうか。たとえばサッカーでは、試合中、走り続けながら、相手をかわしボールをゴールまでコントロールしてシュートを決めますよね。走り続けるには持久力が必要となる一方、ボールコントロールおよびシュートでは、瞬発力が必要です。したがって、ボールゲーム系の競技には、持久力と瞬発力の両方が求められます。また、列挙したスポーツを含め、ボールゲーム系の競技には、チームやペアの競技が多いことがわかりますね。個人競技ではないため、自分のペースで行うことが困難です。もちろん、休むことも自分のタイミングでは難しいものがあります。したがって、走り続ける、戦い続ける…高いレベルでスタミナも要されます。
ボールゲーム系の特性②
ボールゲーム系の競技は、相手チームの動きを見ながら次は、どのように動くかを予測したり、技を繰り出してくるか否か見極めたりしなくてはなりません。それによって、ボールをコントロールしたり、ラケットをコントロールをしたり、高度なテクニックが求められます。さらにチームプレイのため、相手のみならず、味方の動きにも注意を払わなければなりません。このように頭脳プレイが求められる競技では、高い集中力が必要不可欠であり、かつ、試合終了までキープし続けなければなりません。
よって、ボールゲーム系の競技は、スピードとスタミナの維持に加え、高度なテクニックを繰り出す筋力に、高い集中力が求められます。競技力向上もためには、これらの特性に見合った筋力と、身体づくりと維持のための食事管理を考える必要がありますね。