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堺市の小学校給食。昨年度に続き、2・3学期分を無償化に。

今日は堺市の小学校給食についての大きなニュースをお伝えします。なんと、堺市は今年度の2学期と3学期の小学校と特別支援学校の給食を無償化すると発表しました!我々配食サービス業者としても大変興味深い取り組みです。

 

給食の無償化について

堺市の永藤英機市長は今年度、2学期と3学期の給食を無償化するという公約を掲げ、それが選挙での支持を受けて実現しました。給食の無償化に必要な財源となる約127億円は、国の交付金を活用する予定です。

昨年度も同様に国の交付金を用いて、2学期と3学期の給食を無償化していました。無償化の対象となる児童・生徒数は約4万人に上るとのことです。また、21日開会の市議会臨時会にて補正予算案を提出する予定です。

給食の栄養バランスと量の確保

さらに堺市は、物価の高騰が続く中でも給食の栄養バランスや量を確保するため、約5千万円を支援します。これも国の交付金を財源にする予定です。

すでに1人1食あたり15円を支援しているが、今回の支援で2、3学期については25円に増額します。給食費の支援は、全員喫食制(モデル校のみ実施)や選択制の中学生(約1700人)も対象となります。

他地域の動き

なお、堺市だけではなく、大阪府高石市も小中学校で1、2学期の給食を無償化すると発表しました。初当選した畑中政昭市長も市長選の公約に掲げていたことであり、6月定例市議会に関連経費を盛り込んだ補正予算案を提出しました。こちらの財源には約1億4千万円の国の交付金を充てる予定です。

まとめ

堺市の給食無償化は、子供たちの栄養状態を確保し、経済的な負担を軽減する重要な取り組みです。特に物価高騰が続く現状においては、家庭の経済状況によらず全ての子供たちが安心して学校生活を送れるようにするためにも、無償化は大変有意義な方針です。このような動きは全国的にも広がっていくことを願っています。