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食事補助の福利厚生として使われている、チケットギフトとチケットレストラン。何が違いますか?

チケットギフトとチケットレストランは、いずれもエデンレッドジャパンが発行する食事券で、さまざまな企業が福利厚生の一環として導入しています。

200円、300円という少額のチケットが綴られており、「お釣りが出ない」「原則として飲食物にしか使えない」という点が同じで金券のデザインも似ていますが、微妙な違いがあるため、導入するときは注意が必要です。

用途の違い

いずれも従業員の食事補助に利用されるという点は同じですが、チケットレストランは日常的な昼食補助として支給される一方、チケットギフトはセミナーに参加したときや健康診断のために病院に行ったときの食事手当て、社内表彰式の景品として支給されます。

これは、チケットレストランの導入は従業員負担額が必要なのに対し、チケットギフトは従業員の負担額が必要ないという違いから、「従業員の自己負担が必要」と法的に定められているシーンではチケットギフトしか利用できないためです。

支給頻度と支給額

日常的な昼食補助に利用されるチケットレストランは、毎月・定額支給となります。

一方、チケットギフトは出張時の食事手当てや景品として支給されるため、支給頻度や支給額に制限がなく、必要に応じて必要な額が支給されます。

有効期限と金額

チケットレストランの有効期限は最大15カ月で、最大7,600円まで(従業員負担額を含む)ですが、チケットギフトの有効期限は納品から6カ月と短く、金額も1シート1,000円となっています。

ただし、チケットギフトはシート数に制限がないため、7,600円以上支給することも可能です。

税制優遇

チケットレストランは「会社負担額の上限が3,500円(+消費税)」「従業員負担額は、会社補助額と同額かそれ以上」という条件を満たしている場合、税制の優遇を受けることができますが、チケットギフトは税制上の優遇はありません。

利用できる店舗数

チケットレストランを利用できる店舗数は5,4000店以上となっており、サンクス、セブンイレブン、ミニストップ、ローソン、ナチュラルローソンといったコンビニエンスストアでも幅広く利用することができます。

一方、チケットギフトの利用可能店舗数は28,000店以上となっており、チケットレストランに比べると利用範囲が狭くなります。

また、コンビニエンスストアで利用できるのはローソンとナチュラルローソンのみとなっています。

まとめ

従業員が利用する際、チケットレストランとチケットギフトの違いは「利用できる店舗数」程度の違いしかありませんが、企業にとってはさまざまな点が異なります。

導入するときは、どんな場面・どんな用途で支給するかを検討し、ニーズに合ったチケットを選ぶことが重要です。