一般の人も利用できる人気社員食堂　ー関東編ー

2019年05月05日

一般の人も利用できる社員食堂は近年人気を集めており、社員食堂の食べ歩きを趣味にしている人もいます。

大企業が多い関東地区、とくに都内では社員食堂を一般開放し、企業PRとして活用している企業も多いようです。

今回は関東にある一般の人でも利用できる人気社員食堂を紹介します。

社員食堂ブームの火付け役である「丸の内タニタ食堂」は、ビジネスの中心地、丸の内にある健康や栄養バランスが取れた食事を取ることができる社員食堂です。

メニューは一汁三菜スタイルの日替わり定食と週替わり定食の2種類で、どちらもカロリーは500kcal前後となっています。

また、カロリーだけではなく、塩分も厚生労働省が提唱している、成人の1日の塩分摂取量の3分の1に抑えられているほか、テーブルの上にカロリー計算してくれる計りが置かれている、タニタ推奨の100グラムのご飯の量が目で見てわかる目盛り付きのお茶碗があるなど、さまざまな工夫が凝らされています。

さらに、食堂を利用した人が無料で利用できるタニタの計測機器を使った体組成計測や、管理栄養士によるアドバイスサービスもあり、ダイエット中の女性や健康を気遣っている方に最適な社員食堂となっています。

日本の「食」の総本山ともいえる農林水産省の北館にある「手しごとや咲くら」は、国産食材で調理された体に優しい食事を食べることができる社員食堂です。

この社員食堂の特徴は、メニューにカロリーや塩分だけでなく、食料自給率が書かれていることです。輸入に頼っている食品、多くを国産でまかなっている食品が一目でわかり、日本の食糧事情について考えるきっかけを得ることができそうです。

また、日本の食文化にも触れることができ、普段なかなか食べることができないクジラを使った料理を提供しているため、クジラのステーキやシチュー、竜田揚げを目的に利用する方も多いようです。

さらに、ランチタイムだけではなく夜も営業しており、夜間はアルコールを楽しむこともできます。

ロート製薬の「旬穀旬菜カフェ」は、食の見直しをテーマに健康を考えた食事を提供している社員食堂です。

国際薬膳師による「医食同源」の考えに基づいた一汁三菜の日替わり定食2種類と、月替わりカレー1種が提供されています。

野菜は旬の野菜を使用しており、「なんとなく調子が悪い」「なんとなく体がだるい」というようなカラダの不調を整えてくれるといわれています。

また、「旬穀旬菜カフェ」があるスマートキャンプ内には、リラクゼーション、フットケア、ケア鍼灸、ピラティスなどの施術が受けられる施設があり、一般の人も利用可能となっています。

茨城県つくば市にある宇宙の研究開発施設JAXAでは、施設の見学ができるだけではなく社員食堂を利用することができます。

メニューは「丼」「カレー」「ランチセット」など一般的な内容ですが、JAXAのスタッフジャンパーを着た職員と同じようにランチを食べることが出来るということにワクワクする方も多いのではないでしょうか。

セキュリティが厳しい施設なので、利用する前に手続きを行い、利用者証を発行してもらう必要があるなどの手間はかかりますが、宇宙に興味のある方にはおすすめの社員食堂です。

まとめ

このほか、「Yahoo」「JICA東京」「日刊スポーツ新聞社」「東京港湾合同庁舎」「東京都庁」など、さまざまな企業や官公庁の社員・職員食堂が一般開放されています。

社員気分で食事を楽しみに行くのもよいかもしれませんね。