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美味しくない、食べたいメニューがないなど、みんなが思う社食の不満3つ。

社員食堂は福利厚生の中でも特に人気が高く、就職先を決める際の条件に「社員食堂があること」「社員食堂が魅力的であること」を挙げる人もいるほどです。

そのため、社員食堂を導入することで、人材確保と定着を狙う企業も少なくありませんが、社員食堂を導入しても思うように活用してもらえず、効果を発揮できず運営コストばかりかかってしまうというケースもあります。

人気の福利厚生でありながら活用されないことがあるのはなぜなのでしょうか。今回は、従業員が感じる社員食堂への不満をご紹介します。

味がよくない

社員食堂は利益を求めるものではないため、できるだけコストをかけずに運営することが重視されます。

そのため、コスト削減のために料理の味や質が「二の次」に扱われがちです。さらに、一般的な飲食店とは違い、競争相手がいないため味が悪くても淘汰されることがなく、同じ建物内にあるこどて利便性の良さから利用する人が一定数存在することから、問題点が見えづらいのも社員食堂の特徴です。

社員食堂の利用率を上げ、満足度の高い福利厚生にするためには、味の見直しを定期的に行い、改善していくことが重要です。

メニューが少なく飽きる

社員食堂の運営コストを下げるためにメニューを少なめに設定すると、「食べたいものがない」「飽きた」などの不満が起こりやすくなります。

メニュー不足はメニューを増やすことで解決可能ですが、メニューを増やすと食材の管理が難しくなる、調理スタッフを増員しなければならなくなるなどの問題が起こることがあるため、行事や季節に合わせたメニュー展開、期間限定メニューや外国料理などの珍しい料理の提供などで、マンネリ化防止を行うとよいでしょう。

栄養バランスが悪い

運営コストを下げるため、冷凍などで保存できる食材を多用し、できるだけ簡単な調理だけで済ませようとすると、メニュー展開が乏しくなるだけではなく、揚げ物や麺類などに偏ってしまい、栄養バランスが悪くなることがあります。

料理の栄養バランスが悪いと、カロリーや塩分、糖質などが気になる人は利用しづらいだけではなく、従業員の健康管理上も望ましくありません。

栄養士と相談するなどの方法で栄養バランスの良い料理を提供できるようにすると、多くの人が利用しやすいだけではなく、福利厚生としての質もアップします。

まとめ

味やメニュー、栄養バランスが悪い社員食堂は、低価格に設定していても「コスパがよくない」と判断されて利用率が低くなり、利用者の満足度も高くない福利厚生となってしまいます。

しかし、満足度が高い社員食堂の運営は意外に難しく、自社運営で行おうとするとコストばかりかさんでしまうことも少なくありません。

自社運営が難しいと感じる場合は、社員食堂運営会社に運営を委託したり、置き型食堂、出張食堂などのサービス利用を検討してみるとよいでしょう。