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最近増えている設置型サービス(オフィスコンビニ)とは何ですか?

近年、オフィス向けの宅配サービスは種類が増えており、食品の宅配も従来の「宅配弁当」だけではなく「出張食堂」のサービスが注目・人気を集めるようになってきました。

しかし、宅配弁当や出張食堂は昼食などの決まった時間の食事サービスですので、休憩時間の小腹満たしなどのニーズを叶えることができません。

設置型サービス(オフィスコンビニ)は、宅配弁当や出張食堂ではカバーすることができなかった間食を補うことができる、食品宅配サービスです。

設置型サービスと仕組み

設置型サービスは、いわゆる「無人販売」方式で、冷蔵庫や商品棚のなかにある商品からほしいものを選び、その代金を集金箱にいれるという仕組みです。

サービス提供業者によって設置スペースや設置料金は異なりますが、多くの場合設置料金は無料で、設置スペースも「オフィスに置いても邪魔にならない程度」の小さなスペースのようです。

商品の補充はサービス提供会社が定期的に行ってくれます。週に一回程度ということが多いようですが、商品の消費ペースが多い場合は補充ペースを増やしてもらうこともできます。

支払い方法は現金ということが多いようですが、交通系電子マネーやクレジットカードが使えるサービスもあります。

商品ラインナップ

商品のラインナップはお菓子、ドリンク、軽食がメインで、サービス提供会社によってバリエーションや内容に違いがあるようです。

例えば、ファミリーマートの設置型サービスであれば、ファミリーマートのプライベートブランド商品をラインナップに加えることができるほか、日用品も扱うことができます。

商品のラインナップは、サービス提供会社にお任せすることもできますが、販売する商品を自分で選ぶことも可能です。希望すればお弁当をラインナップに加えることもできます。

また、設置型サービスのなかには「新鮮な野菜や旬のフルーツ」「手作りのお惣菜」「冷凍のパン」など、特定カテゴリーの商品に特化した業者もあります。

導入のメリット

設置型サービスを導入すると、休憩時間に買い物に出かける必要がなくなるため、休憩時間を有効活用することができます。近隣にコンビニなどがない場合はとくに重宝するでしょう。

また、設置型サービスで販売されている商品の多くは、通常のコンビニでの販売価格よりも安く設定されています。従業員にとってはかなり大きなメリットといえるでしょう。

さらに、設置型サービスで販売しているドリンクや軽食類はそのまま「災害備蓄用品」になります。台風や地震などで交通機関が麻痺し、帰宅困難になった社員が社内で寝泊まりしなくてはならないといった場面などでも活躍してくれるでしょう。

まとめ

設置型サービスは大手コンビニのほか、宅食サービスを行っている業者や食品メーカーなども行っています。

料金体系やサービス内容、ラインナップなどはそれぞれ異なりますので、「従業員にどのような形で使ってほしいか」「どのような商品を置きたいか」を具体的にイメージしながらサービスを選ぶとよいでしょう。