アスリートとして身につけておきたい食生活3つ
2019年12月01日
運動量が多くエネルギー消費量が多いだけではなく、トレーニングや試合に負けない体作りもしなければならないアスリートの食事は、アスリートではない人の食事とは栄養バランスが異なります。
また、栄養バランスだけではなく食生活そのものにも注意したいポイントがあるので、今回は身につけておきたい食生活を3つ紹介します。
好き嫌いをしない
食べ物の好き嫌いは栄養バランスが偏る原因になります。
例えば、肉が好きで野菜が嫌いという方が「肉しか食べない」というような極端な食事を取り続けると、野菜に含まれているビタミンやミネラルが不足する可能性があります。
また、減量中などは食べられる食品の選択肢が少なくなってしまうため栄養不足を招く可能性がさらに高くなって危険です。
アレルギーがある食品以外はできるだけ様々な食品を食べるようにしましょう。
欠食しない
アスリートは一般人に比べて多くのエネルギーを必要とするため、欠食するとエネルギー不足になる可能性が高くなります。
特に、ミネラルが不足すると足がつったり肉離れを起こしたりといった原因になることがあるので注意が必要です。
「食べないほうが早く減量できる」という思いから食事回数を減らそうと考える方がいらっしゃいますが、減量中は炭水化物や糖質、脂質を減らした内容に切り替え、食事回数を減らさないようにしましょう。
スケジュールに合わせて食事内容と時間を考える
試合などを控えていない時期は体脂肪がつくのを防ぐため、炭水化物を少なめにした食事内容が適していますが、試合前は体内にエネルギーとなる「グリコーゲン」を貯蔵するため、炭水化物の量を増やした食事内容になります。
また、運動直前に食事を取ると消化ができていない状態で運動することになり、体に負担がかかりますが、食事と運動の間隔があきすぎていると空腹で動けないかもしれません。
さらに、体の修復と筋肉の成長のためにトレーニング後30分以内にたんぱく質と炭水化物を摂取するとよいといわれています。
このように、パフォーマンス向上やトレーニングの効果をアップさせるためにも、トレーニングスケジュールに合わせて必要な栄養をタイミングよく摂取することが重要です。
まとめ
アスリートの食事というと「栄養バランス」に目が行きがちですが、食生活そのものも非常に重要です。
好き嫌いをしない、欠食しない、スケジュールに合わせた内容の食事をタイミングよく取るといった食生活を身につけられるとよいですね。