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三大疾病をも予防できる?!らっきょうの魅力と栄養効果について。

甘酢漬けにしてカレーのお供に食べることが多いらっきょうは、ネギや玉ねぎの仲間で独特な香りと歯触りが特徴の野菜です。栄養価が高く、健康に良い効果があるといわれており、古くから漢方の生薬としても使われてきたらっきょうにはどのような栄養効果があるのでしょうか。
今回は、らっきょうの栄養と効果、食べる時の注意点や活用法をご紹介します。

 

らっきょうの栄養と効果

ネギやニンニクの仲間であるらっきょうは、疲労回復に効果があるといわれているアリシンや活性酸素の除去などの働きがあるといわれているジアリルスルフィド、ごぼうの三倍以上といわれる食物繊維やビタミンC、カリウム、ナイアシンなどを豊富に含んでいます。
アリシンとジアリルスルフィドは血液をサラサラにする効果があることで知られており、動脈硬化や血栓予防になるといわれています。
また、らっきょうに含まれる水溶性食物繊維フルクタンは、コレステロール値を下げ、糖の吸収を穏やかにすることで知られています。ミネラルの吸収をよくする効果や便通の改善効果なども期待でき、肥満予防や便秘・むくみの解消、食後に血糖値が急上昇して眠くなるのを防ぐ効果があるといわれています。

食べるときの注意点

栄養豊富で健康効果も期待できるらっきょうですが、アリシンやジアリルスルフィドは刺激の強い成分であるため、たくさん食べると胃が荒れたりおなかを壊したりします。胃腸が弱い方は特に注意しましょう。
また、甘酢漬けやみそ漬けなどに加工されたらっきょうは食べ過ぎると糖分や塩分の取りすぎになりやすく、生活習慣病予防のためにらっきょうを食べていたらかえって健康を害してしまったということになりやすいので注意してください。
らっきょうの摂取量の目安は、一日当たり3粒から4粒といわれています。

らっきょうの活用法

らっきょうは甘酢漬け、塩漬け、みそ漬けなどの漬物として食べるのが一般的です。そのまま食べてもよいですが、細かく刻んでタルタルソースに混ぜたり、玉ねぎの代わりに酢豚に入れたりしてもよいでしょう。
みそ漬けのらっきょうを細かく刻んでなめろうと混ぜる、生のらっきょうを肉巻きにする、スープやみそ汁の具に使うなど、ネギのような感覚で使うこともできます。
らっきょうに含まれる栄養成分は水に溶けたり加熱で壊れたりしやすいため、らっきょうの栄養をしっかり取りたい場合は生食か、栄養分が溶け出した煮汁もいただけるスープがおすすめです。

まとめ

栄養豊富で生活習慣病の予防や疲労回復、ダイエットなどにも効果が期待できるらっきょうは、カレーの付け合わせやご飯のお供だけではなく、刻んでソースにしたり、炒め物やスープなどにも使ったりすることもできます。
ただし、食べ過ぎると胃が荒れたり塩分や糖分の過剰摂取になることがあります。食べ過ぎにならないよう注意しながら、日々の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。