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10月と11月の行事食にはどんなものがありますか?

10月と11月には、伝統的な日本の行事があり、これらの行事にはそれぞれ特定の食べ物や料理が関連しています。今回は、10月の十三夜お月見と11月の七五三に焦点を当ててみましょう。

 

 

十三夜お月見の食べ物たち

何故「十三夜」なのか?

十三夜お月見は、旧暦9月13日に見た月を「日本の名月」と言ったとされる宇多天皇に由来しています。その美しい月を祝う日として、多くの地域でお月見が行われています。

十三夜お月見の行事食

  • 月見団子:十五夜と同じように、お月見には月見団子をお供えします。
  • :十三夜の月は「豆名月」とも呼ばれ、豆も一緒にお供えします。
  • :また、「栗名月」とも呼ばれ、栗をお供えする風習もあります。

十三夜お月見は、十五夜とともにセットでお月見をするのが正式とされており、「片月見」という一方だけを行う行為は避けられていました。

七五三のお祝い料理

七五三とは

七五三は、子どもの成長を祝う行事で、3歳・5歳・7歳の子どもたちを対象にしています。この行事には、「髪置き」、「袴着」、「帯解き」という3つの儀式が含まれており、平安時代から行われています。

七五三の行事食

  • 赤飯:祝い事には欠かせない赤飯を食べます。
  • :「めで鯛」をもじり、鯛はお祝いの席に欠かせない食材です。
  • 千歳飴:子どもの長寿を願う象徴として、千歳飴が配られます。

七五三には特定の「行事食」が定められてはいませんが、縁起物とされるこれらの食材が一般的に用いられます。

まとめ

10月の十三夜お月見と11月の七五三は、日本の伝統的な行事であり、共に家族が集まり、美味しい料理を囲む機会となっています。お月見では月見団子や栗、豆を、七五三では赤飯や鯛を中心としたお祝いの料理を楽しむことで、日本の四季折々の行事と、それにまつわる食文化を次の世代にも引き継いでいきましょう。